シャリマティーをどうぞ

その辺にいるオタクの話

四次元パーラーあんでるせん

タイトル通りあんでるせんに行ってきました。

 

 

あんでるせんとは広島発祥のパン屋ではなく、長崎県川棚町にある喫茶店です。

なんでわざわざブログ書くのかと言いますと普通の喫茶店じゃないからです。

 

長いのでお時間のある方は是非最後まで読んでください。

 

2月の上旬、暇を持て余していた私は学生の頃にすごい喫茶店があるのを授業で聞いていたのを思い出して、他県に住む友人に「こういう店があるけど行く?予約制だから空き次第でいい?」と伝える。

 

「なにそれ楽しそう行く」

即決ありがたい。

 

電話番号はネットで調べれば先人達が記載してくれているのでゲットできる。しかし電話が繋がるかは運次第。マスターに呼ばれている人だけ繋がるとかすごい文が書いてあるなあと思いながら10時頃電話。繋がらず。

17時頃がいいかもと書いてあったのを見つけそれぐらいに再チャレンジ。

 

私「あの、今月2人空いてる日はありますか?」

奥さん「あー明後日と2週間後かな」

愛想はどこかへ置いてきたという声がする。

私「じゃあ2週間後で」

名字と電話番号を伝えて、どうやって来るか聞かれて(その時は車のつもりで回答したら近くのコインパーキングに停めてとのこと)人数とかキャンセルがあるなら早めに連絡してと言われ終了。

 

友人に予約できた旨と日にちを伝えて一週間後、行けないことを告げられて人数変更の連絡しなきゃなあと思っていたところ学生時代あんでるせんの話を聞いた授業を一緒に受けていた先輩を思い出す。

 

先輩のこと

・一つ上の学年

・身長は私(154cm)より小さい

・同じ県内在住(私の家から100kmぐらい離れてる)

・現在彼氏なし

DA PUMPのファン

・最近SnowMan(特に岩本照くん)が好き

 

私のこと

・アラサー

・彼氏なし

・職もその当時なし 失うものはもうない状態

SnowManでは渡辺翔太くん、SixTONESでは松村北斗くんが好き

 

先輩は「ああ噂のあんでるせん?行く!」ととてもノリよく返答してくれました。ありがたや… 

 

先輩は免許未所持、私もあまり上手いと言える運転ではないのでJRで行くことに。

 

 

そして当日。JRの特急の中で落ち合い、近況報告。

先輩と話すうちにSnow Manデビュー曲MVが入ってるDVD付きCDが欲しくなって車内で購入。ネットって便利。

 

そんなこんなで特急の終点ハウステンボス駅に到着。ここから普通列車に乗り換え。

 

川棚駅で降りて駅からちょっと歩いたところにありました、本日のメイン会場です。

 


f:id:shalimartea:20200419205914j:image

 

開店は11時なので開店まではその辺りで待機。私達は近くにあるバスセンターで待ってました。

 

11時になるとちらほらと人影が階段に吸い込まれます。私達も吸い込まれました。

 

2階の入口でマスターの奥様が名前を尋ねます。

私の名字がちょっと珍しいらしく「え…?」という顔をされましたが、メモを見てああこの変な名前の人かって感じでどうぞと案内されました。その時呼ばれた名字が微妙に違った。こういうことたまにある。

奥様の指示で座る場所を指定されそこに着席。

 

店内には不思議なものが沢山。例えば反転した時計とか。


f:id:shalimartea:20200419212950j:image

折り紙で作った少年隊とか。
f:id:shalimartea:20200419213018j:image

 

ぞろぞろと入店する中「あの~1人来れなくなったんです」と言う人に奥様が「そういうのは早めに言ってください。他の人が予約できたかもしれないので」とちょっと怒ってました。

あとでマスターが言うにはこのお店、1回30人ちょっとの定員制限があるらしくその日は22人ぐらい。10人ぐらいのキャンセルがあったそう。私達も多分キャンセル分で予約取れたのかもなあ。

 

奥様にメニューを渡され、注文を取りしばらく待機。

私達は話をしたりテレビを見たり、机の上に知恵の輪やらパズルが置いてあったのでチャレンジしてました。

 

このお店、マスターと奥様の2人体制で料理は全てマスターの担当。そのため時間がかかります。皆さんそれを承知で来店してるので1人で来店した人はパソコン触ってたり本読んだりと様々。

 

頼んだのはビーフライスと言う名の牛丼とソーダフロート。
f:id:shalimartea:20200419212349j:image
f:id:shalimartea:20200419212404j:image

お味は…なんとなく薄め…

ソーダフロートはアイスの方が甘かった。

 

そうそうスプーンの柄が曲げられて出てきます。
f:id:shalimartea:20200419212633j:image

 

ビーフライスが12時ごろに来てソーダフロートが12時20分頃。食べ終わって片付け終わってお会計までまた待機。結構長いです。全員分お会計が終わるといよいよマジックショーの始まりです。始まりは14時半ぐらいかな。

 

 

カウンターの人達はそのままで、順番に名前を呼ばれます。予約順かな。集合写真のように数列に段をつけて並びます。私達は最後の列で机の上に立ちます。背が低い私達でもなんとか見えるよう位置を調整してもらいながら並びます。マスターがここで登場し、前から順番に番号を振られます。

ここから3時間立ちっぱマジックショーの始まり始まり~

 

 

お客さんから指輪を借りて、指輪を消したり戻したり、ある人の指輪は家のどこかに移動させたよ~なんてものから借りた100円玉を割って食べて元に戻したり。

絵のハンバーガーが実際に出てきて、元に戻ったり。

カウンターにいるお客さんに、数字が書いてある棒を選んで貰ってその番号のお客さんに質問する参加型マジックもあります。

お客さんに質問するときに「新垣結衣に似てるね~」とかちょいちょい面白い話を混ぜたり、とにかくマスターの話が上手い。

 

私の左隣の女性が選ばれて「今付き合ってる人いる?いないなら好きな人いる?じゃあその人の名前とあなたの名前をメモに書いて。当てるから」とメモを渡す。

私は隣なので書いた紙が見えるのでじっと見てたらマスターが「◯◯くんでしょ、あなたは●●さん」と書いた文字そのまま言う。

隣の人がとても驚いてた。

 

「じゃあその隣のあなた、あなた彼氏はいる?」

私にふられる。

「いないです」

 

「じゃあ好きな人は?気になる人」

 

今のところいないし3次元の推しを答えるのはどうかと思って「いない」と答えると右隣の先輩にふられる。

 

 

…私寂しい人認定された?

 

 

 

「好きな人いる?」

 

ちょっと間が空いて「います」と答える先輩。

「じゃあ当てるから書いて」と言われ左隣の人から先輩にメモを渡す。

 

先輩が書いたのは「照」の一文字。そう、推しの岩本照(ひかる)くんのことです。

 

 

マスター「書いた?じゃあ当てるね。『てる』くん?」

 

先輩「違います」

 

マスター「なんて読むんだろう…『照らす』の漢字なんだけど」

 

先輩「そうです!『照』って書いて『ひかる』なんです」

 

 

マスター何でわかるの。すごい。

 

 

その他色んなマジックなのか超能力なのかわかんない現象を私達に見せてくれました。

 

全然私の数字選ばれないなーと思いながらマジックを見ていたら最後の方で選ばれて「メモにあなたの生年月日と名前と悩み事を書いて。当てるから。生年月日はカウンターの皆さんが電卓で当てるから。」と言われメモを渡される。

 

生年月日と名前と悩み事(長く働ける職場になかなか巡り合えない)を書き、マスターに書き終えたことを伝える。メモはカウンター前に渡されるもマスターには見えない状態。

 

マスター「名前は△△ちゃん。漢字は▲□でしょ?」

 

私「はい」

 

マスター「だってそんな顔してるもん」

 

見事に当てられる。

 

生年月日はマスターがカウンターにいる人の電卓を渡し、数字を足していくよう指示。最終的に西暦下2桁誕生日4桁の6桁が表示され、思わず「ひっ」と声が出る。

 

悩み事については「えーっと文字がなんて書いてあるか読みづらいけど仕事のことかな、思うようにやればその場所で長く勤められるよ」と汚い字ですみませんと思いつつ当てられました。

 

そして「見る人の心ごごろにまかせおきて 高嶺に澄める秋の夜の月」という和歌を書いた紙と今日の日付とマスターのお名前が書いてある紙を貰いました。

 

「同じ月を見ていても感じ方は人それぞれ。月はいつも高い所で輝いている」的な意味らしいです。人の目を気にせず思った通りにやりなさいというメッセージなのかな、と思いました。

 

 

 

そうそう、授業のときに「結婚相手の名前まで教えてくれる」と聞いていて何を言われるか若干気になってはいたんですが私も先輩も「結婚するよ」と言われました。はてさてその予言は当たるのか、結果はいつかブログでお知らせするかもしれません。

 

マジックショーは17時すぎに終わり、曲がったフォークやスプーンに名前を書いてもらえてマスターの気を注入してくれるすごいお土産を300円で購入しました。

マスターの指が触れるとバチバチと電流が流れる感じがしました。

 

「あなたは教える仕事が向いてる。がんばってね」と言われレジで300円を払って店を後にする。

 

 

不思議な不思議な喫茶店あんでるせん」体験記でした。